K18(18金)とは、金を24分率で18、千分率で750以上含む金合金のことです。指輪やネックレスに「K18」や「750」と刻印されていれば、どちらも同じ品位を示しています。ここでは刻印の読み方と、K18GPなどまぎらわしい表示との違いを整理します。刻印全体の一覧はジュエリーの刻印の意味をご覧ください。
K18(18金)とは:金75%の合金
金の純度は伝統的に、純金を24としたカラット(K)で表されます。18金は24分の18、つまり75%が金で、残りの25%は「割り金」と呼ばれるほかの金属です。
日本産業規格JIS H 6309では、K18は品位750にあたります。品位は最低含有率を意味し、日本ジュエリー協会の表示規定では、Au750は「750‰以上833‰未満」の金合金として例示されています。
純金(K24)はとてもやわらかいため、身に着けるジュエリーには、より丈夫な合金がよく使われます。18金はその代表的な品位の一つです。
K18・750・18K・18金:刻印の読み方
| 刻印 | 意味 |
|---|---|
| K18 | 日本で一般的なカラット表示。Kを数字の前に置く |
| 750・Au750 | 千分率の表示。金の元素記号Auを添えるのが望ましいとされる |
| 18K | 海外で多い表記。意味はK18と同じ |
| 18金 | 漢字による表記 |
| 日の丸+ひし形の750 | 造幣局の品位証明(ホールマーク) |
| K18YG・K18PG・K18WG | イエロー・ピンク・ホワイトゴールド(地金の色) |
| K18GP・K18GF | 金めっき・金張り。K18の地金ではない |
18K と K18 の違い
結論から言うと、18KとK18の意味は同じです。日本ジュエリー協会の表示規定では、Kは数値の前に置くのが原則で、海外では18Kのように後ろに置くことがあると説明しています。造幣局も、K18・18K・18金はいずれも純金を24とした伝統的な純度の表し方だとしています。
注意したいのは、どちらの表記も製造・販売側の表示で、それだけで第三者が品位を確かめたことにはならない点です。造幣局は「K18とだけ刻印のある金製品は、造幣局で品位を証明したものではありません」としています。Kの位置で本物かどうかを見分けることはできません。
イエロー・ピンク・ホワイトゴールドの違い
同じK18でも色が違うのは、割り金の種類と割合が違うためです。GIAは、ローズ(ピンク)ゴールドは金に銅と銀を、ホワイトゴールドはニッケル、パラジウム、亜鉛などの白い金属を加えて作ると説明しています。イエローゴールドの割り金は、銅、銀、亜鉛などです。
ホワイトゴールドには、白さと輝きのためにロジウムめっきがよく施され、使ううちにすり減ることがあります。日本ジュエリー協会の表示規定では、色の名前は表面ではなく地金そのものの色で表すものとされ、黄色いK18にロジウムめっきをした製品を「K18WG」と表示するのは不適切で、「K18 RHP」などと表示するとしています。
K18GP・K18GF と K18 の違い
「K18GPとは何か」はよくある疑問です。GPは金めっきの記号で、めっきの表示は最表面の皮膜の金属を示します。つまりK18GPは「K18相当の金で表面をめっきした製品」という意味で、中の地金は金ではありません。
GF(Gold Filled、金張り)は、土台の金属に金合金の板を張り合わせた素材です。表示規定では、張り合わせた金合金の質量比が20分の1以上ならGF、20分の1未満ならRGとしています。この数字は厚みではなく質量の比率です。
刻印を見るときは、「K18」のあとにGP、GF、RGなどの文字が続いていないか、最後まで確認しましょう。英語のGPの解説(英語)とGFの解説(英語)もあります。
K18の刻印があっても確かめたいこと
刻印は確認の出発点です。造幣局も「貴金属の品位は目で見てわかるものではありません」としており、K18の刻印があっても、その品位であることの証明にはなりません。売却や保険など大切な判断の前には、専門家による検査を受けましょう。自宅でできるチェックとその限界は金の本物の見分け方で解説しています。
刻印の文字が小さく読みにくいときは、接写した写真で確認すると便利です。写真でジュエリーを判定・刻印を読むでは、撮り方と写真でわかることの限界を紹介しています。英語の750刻印の解説(英語)もあります。